Ubuntu14.04が一昨日、リリースされた。 公式ドキュメントにも、他のサイトにもUbuntuをrefind等なしでインストールする方法はあまり載ってないように思えたので、まとめる。
インストールメディア
自分はUSBメモリを使った。
$ dd if=ubuntu-14.04-desktop-amd64.iso of=/dev/disk? bs=512
上記のコマンドを実行して待つだけである。
後はDVDに焼いてもいいと思うが、インストールに時間がかかる。
注意:disk?s?のようにパーティションまで指定してしまうと、うまく起動できない
インストールメディアの起動
上で作成したインストールメディアを接続して、Optionを押しながら起動する。 おそらく、EFI Bootという項目が増えていると思うので、選択してEnterを押す。(EFI Bootが二つある場合もあるが、その時はどちらを選んでも同じである。)
その後、Try ubuntu without installing的な項目を選んで、Ubuntuの起動を待つ。
パーティション
Ubuntuが起動したら、Firefoxを起動して、このページからhfsprogsをダウンロード、インストールしてほしい。
インストールが完了したら、gpartedを起動して、以下のようにパーティションを切る。
- Macと同じディスクにインストール 上の画像を参考にする。
Macのパーティションの下にfat32のパーティション(UbuntuEFI, /boot/efiとしてマウント)、
その下にext2のブートパーティション(UbuntuBoot, /bootとしてマウント)、
その下にext4の本体のパーティション(Ubuntu, /としてマウント)を作る。
- Macと別のディスクにインストール 実際、自分はこの構成でインストールした。
fat32の200MB程度のパーティション(UbuntuEFI, /boot/efiとしてマウント)、
ext2の200MB程度のパーティション(UbuntuBoot, /bootとしてマウント)、
ext4のパーティション(Ubuntu, /としてマウント)を作る
あとは、Install Ubuntuアイコンをクリックして、上で説明したマウントポイントを設定して、
ブートローダのインストール先をUbuntuBootとして設定したパーティションにして、 インストールをすればよい。(重要)
grub-install
インストールが終わると、再起動を促されると思うが、Optionキーを押しながら起動して欲しい。
前回と同じように、EFI Bootを選び、Try Ubuntuなど並んでる画面が出たら、 Try Ubuntu without installingの項目を選択している状態で、eキーを押す。
boot=casper
という文字列がどこかにあると思うので、それを以下と置き換える。
root=/dev/sd??
そして、F10を押す。(fnキーを押しながら、F10)
Ubuntuが起動したら、Terminalを起動して、以下のコマンドを実行する。
$ sudo grub-install --target=x86_64-efi --efi-folder=/boot/efi --recheck
次に、/boot/efi/EFIフォルダをどこかにバックアップしてほしい。
そして、gpartedをもう一度起動して、UbuntuEFIをhfs+でフォーマットしなおす。
そして、バックアップしておいたEFIフォルダをUbuntuEFIのルートに設置する。
Macの世界へ
再起動をして、Macの世界へ戻る。
ディスクユーティリティから、UbuntuEFIを右クリックしてマウントする。
マウントされたのが確認できたら、次に、ターミナルを起動して、以下のコマンドを実行する。
$ sudo bless --folder=/Volumes/UbuntuEFI --file=/Volumes/UbuntuEFI/EFI/ubuntu/grubx64.efi
無事、実行できたら、Optionを押しながら起動したときの一覧に、EFI Bootという項目が増えているはずだ。
ちなみに、
このままだと、Ubuntuを起動したとき、UbuntuEFIをうまくマウントできないエラーが出るかもしれない。
/etc/fstabから/boot/efiをマウントする一行をコメントアウトするのが一番賢いだろう。
また、grub-installをもう一度実行する機会があるかもしれない。
その時は、gpartedを使ってUbuntuEFIをfat32でもう一度フォーマットし直し、grub-installを実行、
その後、hfs+に再フォーマット、EFIフォルダをコピーという手順をもう一度実行する必要があるだろう。
grubがhfs+へ対応してくれるまで地道にやるしかないようだ。