MJHD

エモさ駆動開発

2024年の振り返りと抱負

去年: 

mjhd.hatenablog.com

 

「均し」とは何だったのか、走り切った一年、去年はお仕事も落ち着いてプライベートが充実し始めたころだったようですが今となってはプライベートが忙しすぎて心と体の限界まで走り回る日々で立ち止まって考える余裕なんてものは一切なくなってしまったようです。これが本当の師走か。せめて年末年始はゆっくりしようと思いつつ、既に締め切りに追われる日々が始まっていたのでした。自分で広げた風呂敷を自分で畳んでいるだけなのです。畳んでる最中の風呂敷に入るな猫。キュム...。

 

今年はどんな年だったか

お仕事のサービスリリースから始まりDJイベント参加やDJイベント企画、諸々の制作・引越・転職いろいろが一斉に重なって特に10-12月はとにかくパチンコの玉のように色んな所にぶつかりまわる日々を過ごしました。体力的にもメンタル的にも総じて忙しい一年でしたが今後の人生において大事なことを色々考えさせられたと思います。そういえばこの期間に30歳になりました。

20代の終わりに際して色々と過去を振り返ってみましたが、 20代はどん底から始まり、環境を変えながら這い上がる10年間だったなと思います。環境ってマジで大事よ。10代と似たような軌道をたどりつつも一回り大きくなっていて、人生はらせん構造だなと感じます。来10年も似たような軌道を描きそうな予感。ニーチェもそんなこと言ってた気がする。知らんけど。

 

来年はどんな年か

転職をしました。1月から働き始めます。まずは慣れることが最優先事項か。

色々な変化のあった2024年の後の年なので、30代1年目もあり、とにかく慣れて今後10年の基盤をしっかり固め辛いときにも踏ん張れる環境が作れたら良いと思っています。去年までが「均し」でしたが、今年からは「慣らし」かな。

今は不安:ワクワク=2:1ぐらいのブレンド具合の気持ちでいます。

 

お仕事

今年は一人で色々見なけばいけない場面が多く、設計力やエイヤとリリースする力が増したと思います。中でも複雑で重要な処理の設計を押し進めることができたのは当時はハラハラでしたが今となってはいい経験をしたなという気持ちです。反省点もありつつ、この動きは今後大事になってきそう。思いの外、エミュレータ作りなどで培ったバイナリやフォーマットを見る力が活きたなという感想です。前職では先輩エンジニアがやっていた領域を自分一人で設計実装テストリリースまでできたのも改めて良かったです。

職場やチームのコミュニケーションを観察する場面も増えて、色んな価値観があるんだなぁ...ということを心から理解することができました。後半は会社全体を俯瞰してみることもできたんじゃないかな。

 

お勉強

今年は音楽関係の趣味に打ち込みすぎてなかなかアカデミックをできませんでしたが、辛うじて数理マルクス経済学のお勉強を始めました。

www.nakanishiya.co.jp

 

簡単な線形代数微積分が出てくる程度で比較的理解しやすく、経済学というジャンルは大学の基盤教育で受ける程度でちゃんと学んだことがなかったため選んでみました。

読んでみると、経済や市場や労働者や資本家をモデル化しようという試みのようです。

経済学の文脈の数学が行われているため、読みづらかったり解説が丁寧だったり初めて見る言い回しが行われていたりと文化の違いを感じる場面も多々ありますが、身の回りの経済が元となっているので現実に近く理解しやすい分野だなと感じました。

ちなみにこの本を読む前に簡単なマルクス経済学の入門書を読んでみましたが、なるほど、これを言いたいのだなといい具合にネタバレをされてなかなか良かったです。

www.kinokuniya.co.jp

マルクスというとエンゲルスと共に革命家の印象が強く警戒しがちですが、純粋に経済学の観点だけみるととても面白かったです。

 

趣味

DJ

前半は月3回ほど、後半は月1回ほどとなりました。去年に比べて、リアルのカジュアルDJの頻度が上がったなという所感があります。

中にはデッカいイラストレーターさんのライブペインティングのバックDJをさせていただく場面も2回あり、色々学びの多かった一年でした。

数えてみたらセトリの数はついに70個ほどになっていて、思えば遠く来たものだ。未だに下手ですが。

 

DTM

1曲書きました。M3で売りました。偉い。

musik-action-zed.booth.pm

 

SHIZUMIという曲は「諦めと希望の中間」のテーマで作った曲で、自分の人生観がちょっと出せて良かったし、それに対して考察や感想を貰えることは純粋に自分の学びにもなりました。

VRChat

後半はほとんど入れなくなっちゃった...。ワールドを作るなど裏方業が忙しくなり、そちらに専念してしまっています。

逆に言うと、BlenderやUnityととても仲良くなれたのは良かったかなと思っています。

RTX4090 OC買ったのに全然活かせておらず悲しい。

 

思ったことの羅列

ここ数年で考えたことのメモから、面白いなと思ったものを羅列しておきます

(一部抜粋)

事実と真実とがあり、事実は無限に分解・還元できてしまいます。

 

ところで人間には自覚的なパラメータと無自覚なパラメータがあります。

パラメータ軸の具体例を考えてみます。
コミュ力が高い
=> トーク力がある
=> わかり手力がある
=> 気が利く
=> おもろい奴
=> ...

仕事力がある
=> 状況把握が早い
=> 決断力がある
=> 調整がうまい
=> アイデア力がある
=> ...

....いっぱい軸がでてきます。軸は無限にあります。そして無限に分解できます。

どうしても他人と自分を比較する場面は出てきますし、競争社会なら尚更です。
この時、パラメータの軸が無数にあることを意識しないと、不幸せな結果になってしまうと感じます。
Aさんと比べてBさんは相対的にトーク力がない => よって、BさんはAさんより劣っている
と判断するのは早すぎます。軸は無数にあります。

無数にある軸を無視し、優劣を決めると色々な不幸せがおこります。A > Bの関係ができたとき、同じ理論で無数にある軸からある1つの軸を選びB > Cの関係を作ることができてしまいます。
負のスパイラルです。優劣の劣を例にしましたが、逆もまた然りです。どうとでもとれてしまうのです。

無自覚なパラメータというのは、先天的に与えられたパラメータと、後天的に獲得したパラメータのうち無意識に伸びたものです。

無自覚なパラメータは、自分が普段自然と行っていることです。昔ある人が「人間の臓器は異常が起きるまでその存在に気づかれない」ということを言いましたが、そのようなものです。
異常が起こっている、すなわち環境によって判断された出力の善し悪しから逆算して、このパラメータの値が悪そうだぞ、と推論して初めて軸を自覚します。

無自覚なパラメータを自覚するためのもう一つの方法が、褒め・褒められです。
特に、「努力した覚えもないけどなんか褒められた」というのが「無自覚なパラメータの自覚」です。
自覚するパラメータが増えたということは、比較する軸も増えたということです。
そして軸が増えたということは、他者の軸の値も(相対的に)見えてきます。

他者の軸の値が見えてくるということは、バイアスを考慮した配慮もできるようになります。
「どうして●●ができないんだろう」「自分だったら●●するのに」のような経験ありませんか。
この背後には無自覚なパラメータが存在しそうです。

結局、軸が無数にある中で人をきちんと評価(これはお仕事の評価に限らない)することは、かなり難しいと感じます。
とはいえ評価が必要な競争社会ですので、大事なのは評価を内面化しすぎないというところなのかなと思っています。
逆に、プライベートな人間関係では、他人を評価するという行為はとても大それたことだなと思うので、極力上下関係を作らずに生きたいものだなぁと思うこの頃です。

2023/1/16

負の感情を昇華するのも良いけど、それで成功すると負の感情を人に押し付けてしまいそう。良くも悪くも力が保存されているというか、押された分どこかが出ちゃう。
良いサイクルを回すためには、施しを受けたら施しを返す、受けた正の力を正の力で返すこと。

2021/12/21

執着してるものを一つを止めると勝手に世界は広がるのかもしれない

2021/12/3

気の持ちようとして(そもそも気の話だが)、「自分の欲求は自分で満たさなくてはいけない」というルールがある。
自分が感じた欲求は、まず自分が第一の当事者として解決しなくてはいけない。
手を差し伸べてくれる人はいるが、その場合は「低姿勢」で「感謝」をマジで伝える。

2021/9/23

 

 

過去の記事:

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