実際に法人を立ち上げてみて、その手順のメモ。
ちなみに、私は大学生なので、近い境遇で起業を考えてる人などの参考になれば。
前提
準備
法人登記にあたって必要なものは以下。
- 代表社員個人の印鑑登録証明書
- 各役員の年金手帳
- 法人の印鑑
- 出資金
- 出資金を入れる口座の通帳
- CD-R
- ある程度のお金(収入印紙代など)
まずやること
もし住民票の住所が現在のものと違うなら、変更しておこう。
また、印鑑登録なども済んでいなければ、市役所へ行き登録してこよう。
決めておくこと
事業年度は、会社設立日よりも前の日付を設定しよう。そうでないと、会社設立直後に年度末が来てしまう。
役員報酬額は、きちんと社会保険料なども考慮して、資本金と相談して決めよう。特に、最初の数ヶ月間はキャッシュが不足する。
法人の印鑑
法人の印鑑を購入すること。法人の印鑑は三点セットになっており、銀行印、社印、代表者印の役割がある。(4点セットの場合もある)
ネットで数千円ほどで購入できる。
おそらく、注文してから届くまでに1週間ほど必要なため、この間に定款の作成を始めよう。
定款
合同会社においては、定款認証なども要らず、あまり精査されない。よって、ある程度書いておけばまず問題はない。
ネット上で見つかる、合同会社用の定款のテンプレートをもとに、作成しよう。
inqup.com
代表社員を定める文言について、当初は「当会社の代表社員は,社員の互選によって定める。」と記載していたが、法務局の人によると「きちんと、ここで記載してしておいた方がいいよ」とのことだったため、「当会社の代表社員は,○○○○とする。」と明記しておいた。
また、社員の氏名などは、苗字と名前の間にスペースを空けないなど、細かなルールがあるようだ。
作成が終わったら、印刷し、製本テープを使い製本した後に、以下の箇所に印鑑を押す。
- 最後のページ、自分の名前の隣に各個人の印
- 最後のページ、右下余白部分に各個人の印(捨印)
- 定款表紙、製本テープと定款の境目に各個人の印(割印)
- 定款裏表紙、製本テープと定款の境目に各個人の印
これで、定款は完成。
データは後々何度も使うことになるので、取っておこう。
また、定款提出後は定款の内容の変更がない限り、上書き保存はしないように気をつけよう。
法人登記申請書
本店所在地及び資本金決定書
払込証明書
この辺はみんなこれを参考に書けばOK。
inqup.com
ただし、一つの書類が複数枚に分かれる場合は、きちんと割印を押そう。
例えば、振り込みを証明するものは、複数枚に分かれることになると思うので、
簡単なものであれば、左側を二か所ホチキスで止め、各ページの境目(一枚めくった真ん中)に代表社員の印鑑を、
製本テープを用いるのであれば表紙と裏表紙のテープの境目に代表社員の印鑑を押そう。
また、参考URLのテンプレートはいろいろと適当なので、適宜修正をしよう。(そこまで細かく見ないということの表れなのかも)
就任承諾書
この辺も参考URLの通り。
CD-R
これも、参考URLの通りに作成するが、事業内容、公告の方法などは定款のものを一字一句違わずに記載しよう。
コピペがおすすめ。
市役所などで取得したものを添付しよう。
法人の印鑑届出書
これも、参考URLを見て、記入しよう。
収入印紙を貼る用紙。法務局で購入できるので、登記申請当日でも大丈夫。
申請
ここまでで不安のある人は、予め法務局に登記相談の予約を入れ、書類の不備などを確認してもらうととてもスムーズに行く。
実際相談してみたところ、とても気さくなおじさんが対応してくれた。(「若いのに偉いねぇ〜、頑張って」と声をかけていただいた)
そして、上で準備した書類を持参し、住民票のある自治体の法務局へ行く。
申請自体は5分程で終わり、受付番号と1週間後ぐらいに登記が完了する旨を伝えられる。
登記完了後
登記が完了したら、社会保険の申し込みや、市区町村への届け出、都道府県への届け出などやることがたくさんある。
登記完了までは一週間ほどあるため、その間に準備しておこう。
また、基礎年金番号などが分からない人は、早めに調べよう。
定款の写し
各申し込みについて、定款の写しが必要になる。基本的に、登記時に提出したものと同じWordファイルを印刷したものでよいが、奥書というものが必要になる。
奥書は、定款の最後のページ余白に、
「本書は原本と相違ないことを証明する。
平成28年○○月○○日
合同会社○○ 代表社員 ○○○○ 印」
と記入し、法人印の代表印を押す。また、定款の作成時と同じように、製本し、法人印の代表印を割り印として、表表紙と裏表紙に押す。
なお、各役員の印などは無しで問題なかった。
全部で4部ほど刷った。
税務署
- 法人設立届出書
- 定款の写し
- 登記事項証明書
- 株主等の名簿
- 貸借対照表
- 青色申告の承認申請書
- 給与所得税の特例の承認に関する申請書
これも、ネットを参考に書けば問題なかった。
受付の人が3分ほどで申請を受け付けてくれた。
要追記。
県税事務所
これもネットを参考に書けば問題ない。
一瞬で申請がおわった。
要追記。
市役所
これも一瞬。
要追記。
年金事務所
- 新規適用届
- 登記簿謄本
- 保険料校様振替依頼書
- 被保険者資格取得届
一番時間がかかったかもしれない。
特に問題もなく申請できた。
要追記。
法人口座
今後追記する。
地方銀行の方が審査が緩い印象。
というかもはや審査なしで解説できた。